大病院vs個人動物病院!連れていくならどっち?メリット・デメリットは?

大病院VS個人動物病院

こんにちは!獣医師のanicoです。

 

「子犬のワクチン接種に行きたいけど、どこの動物病院に連れていこう?」

「猫の去勢がしたいけど、近所の病院にするか、遠くの大きな病院にするか迷うなぁ」

 

と、ペットのかかりつけ医をどこにするか、迷いますよね。

 

今回は『大病院vs個人病院、どっちがいいの!?』対決で、それぞれのメリットデメリットを比べてみたいと思います!

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犬動物病院の『大病院』とは?

一般的に大病院と聞くと、人の場合は大学病院や企業病院なんかが浮かびますよね。

 

人間の場合は大病院の定義が決まっていて、

  • 特定機能病院と、許可病床が400床以上の地域医療支援病院

を大病院と言い、大学病院はこの特定機能病院にあたります。

 

 

じゃあ、動物の場合「大病院」の定義はどうなるの??

 

 

なんですが、実は動物病院の場合、定義がありません。

病床数400以上どころか40以上も動物病院的にはあり得ないでしょう^^;

 

 

ですが、人の定義を基準にして考えると、まずは獣医学部のある大学の

「大学病院(大学付属動物病院)」

が大病院にあたると考えられますね。

 

 

もう一つはanicoの感覚的なものにはなるんですが、

 

  • 獣医師が5人以上いる
  • 診療スペースが広い(2階建て以上かつすべての階で診療を行っている、院内に診察室が3室以上ある、など)
  • 病院内で担当科が分かれている
  • 企業病院(イオングループとか)

 

などなど、こういった感じの項目に当てはまれば、獣医業界では立派な大病院と言えるでしょう。

 

ではでは、ペットのかかりつけ医として大病院を選んだ場合、どんなメリット・デメリットがあるんでしょうか?

 

黒猫大規模動物病院のメリット

大病院を選ぶメリットは何なのか?

 

anicoの考える利点を4つ挙げてみます!

 

メモ設備が整っている

まずは何といっても、大病院には「設備が整っていて先進的な医療に取り組む病院」が多いことでしょう。

 

大病院の特徴として、大きなお金を投資して個人病院では選択肢に入らないほどの設備を整えることができる点が挙げられます。

 

何かあった場合に常に最新の治療をしてもらいたい場合や、治療の選択肢を多く持っていたい場合、大病院をかかりつけ医にしておくとそういった話がスムーズに進むのではないでしょうか。

 

 

ただし大学病院の場合は、個人病院では治療できない段階や珍しい病気、難病とされる病気などで紹介されて来院する子が多いので、最初からかかりつけ医にするのは現実的ではないでしょう。

また企業病院の場合、グループ病院の数は多いけど一つ一つの病院規模は普通であることが多いので、こちらも大規模な設備を求めてかかりつけ医を選ぶ場合は選択肢から外しておいた方がいいでしょう。

 

メモ獣医師が選べる

2つ目のメリットは、大病院には獣医師が複数いるので担当獣医師を選ぶことができるという点です。

 

初診の場合はどの先生がいいかわからないので運によるところもあるんでしょうが、2回目以降はもし「最初の獣医師の対応がちょっとなぁ」と思った場合は受付で変えてもらうことも(anicoの知ってる限りでは)できます。

 

もちろん「評判がいいからこの先生に診てもらいたい!」と目当ての先生がいる場合は、最初から指名しても大丈夫です^^

 

メモ安心感がある

3つ目のメリットは、「大病院なら安心」のような感覚でしょうか。

 

これ、人間の場合にも感じると思うんですが、何が安心って、

  • 教育がしっかりされているので、従業員はすべて一定の水準を満たしている
  • 院内でセミナーを開いたり、病院側がセミナー補助を出すなどして獣医師に勉強の場を提供している
  • 専門医がいる(場合もある)
  • 症例数が多いので全体の知識が豊富

などでペットを安心して任せることができる点でしょうか。

 

大病院は施設、従業員数、資金と運営規模が大きいためどっしりとした運営ができ、さらには患者数も多いのでその分獣医師の知識の積み重ねも個人病院と比べると圧倒的に多いと言えます。

また、従業員の人数も多い分教育もしっかりとされているため、ひとりひとりのクオリティは一定の水準をクリアし、どの獣医師が担当になってもそれなりに失敗はないと考えられます。

 

こういった理由から、大病院には「安心感」「安定感」を感じる飼い主さんも多くいるんですね^^

 

メモ全体的に清潔感がある

4つ目は、大病院は「キレイ」な施設が多いということです。

 

大学病院や企業病院以外の場合、「個人病院(→分院作る)→本院を大きく」のような感じで病院を大きくしていったような経緯をもつ大病院も多いので、ものすごく古い大病院というのは動物病院に限ってはありません。

(そもそも昔は小動物の大病院なんてなかったので)

 

さらには大病院の場合従業員として「クリーンスタッフ(清掃員)」を雇っている場合もあり、さらに病院がキレイに保たれるというわけなんです!

うーん大病院、お金あるぅ(笑)

 

黒猫大規模動物病院のデメリット

「うんうんなるほど、メリットはわかったよ。で、デメリットは?」

 

・・・ということで、次にデメリットを2つほど挙げてみましょう!

 

メモ待ち時間が長い

これはもう、イメージからしてそうなんですが、実際待ち時間は長いです(笑)

 

予約制としているところでもやっぱり多少待つことはありますし、予約なしの場合だともう「いつ行けば空いてるのよ!」と半泣きで毎回待つことになるでしょう。

大病院は獣医師の数も多いんですが、患者数もかなり多いので待ち時間は避けられないと考えてもらっていいかもしれませんね^^;

 

まあでももしかしたら・・・ぐらいの感覚なんですが、こちらのサイトに載っている動物病院だったら予約できるところもあるかもしれないので、探してみるといいかもしれないですね。

EPARKペットライフ

 

予約できたらラッキーです。

(ちなみにanicoは動物病院の検索以外で使ってます(;´∀`))

 

メモお金がかかる

高度医療はコストがかかるので、その分診察料も高くなります。

 

また、個人病院と違って大病院は「ここの病院は診察料が安い!」といったような病院の特色(ウリ)を出す必要がないので(すでに「大病院」をウリにしている)、基本的に設定は高めか、少なくとも安くはしてません。

 

なので、「私はこの子の食事にはお金をかけるけど医療分野にそこまで高度なものは望んでないわ!」という方には大病院は不向きと言えるでしょう。

 

犬動物病院の『個人病院』とは?

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ではでは、今度は「個人病院」のメリット、デメリットについてお話していきましょう!

 

その前に「個人病院」の定義ですが、これも動物の大病院と同じく特に定義はなく、個人的に思うのは

 

  • 獣医師は1人もしくはいても3人程度
  • 診察室は1~2室
  • 基本的に診療スペースはワンフロアで完結
  • 院長の自宅も兼ねている

 

などなど、この辺りの動物病院でしょうか。

 

まあ要は「町医者」的な存在の病院のことですね^^

 

黒猫個人動物病院のメリット

では早速anicoが考える「個人病院」をかかりつけ医にするメリットを3つ挙げていきましょう!

 

メモ基本的に院長が診てくれる

まず個人病院の大きなメリットとしては、診察を院長自らにしてもらえるという点でしょう。

 

大病院の場合は院長にあたるとも限りませんし、いきなり新卒が診察に入っている(入らされている)場合もあるので、そこにちょっと不安を感じる方は個人病院の方が安心できるかもしれませんね。

 

メモ待ち時間が少ない

次に待ち時間!これはもう短いにこしたことないですよね。

 

これは実際にはその動物病院の流行り具合がかなり影響してくるので一概には言えないところもあるんですが、「いつ行っても混んでる!」という状況の大病院に比べると、空いてる時間帯というのが病院によって割り出せたりします(笑)

(寒い日や雨の日など天候が関係している以外にも、電話で聞いてみると空いてる時間帯が病院によってあったりします)

 

メモ大病院と比較すると診察料が安い

診察料についてはかなり気になる部分ですよね!

 

基本的に動物病院は自由診療なので、設定も院長のさじ加減次第なんですが、それでも全体を見てみると大病院よりは個人病院の方が圧倒的に平均料金は安いです。

(一般的に基本料金は都市部にいくほど高くなり、逆に田舎の方ほど安い傾向があるんですが、大病院は大体都市部にあるので、診察料の安い大病院というのはあり得ない話なんです^^;)

 

黒猫個人動物病院のデメリット

では最後に個人病院のデメリットについて挙げていってみましょう!

 

メモ設備に限界がある

基本的に「大病院」とされる動物病院は施設自体が比較的新しい場合が多く、さらに設備の充実を謳っているところも多いので、個人病院よりはかなりいい(新しい)ものを備えていたりします。

 

逆に個人病院はピンキリで、けっこういいものを取り入れているところもあれば、かなり古いままの設備で運営している病院もあります。

 

「設備で何か違いが出てくるの?」

 

と思われるかもしれませんが、検査の精度やかかる時間、手間、さらには麻酔設備なんかの場合は安全性まで影響があったりすることもあるので、設備が整っているにこしたことはありません。

 

メモ駐車場がない場合がある

2つ目は駐車場がない場合があること。

これ、地味~にパンチのあるデメリットだったりします^^;

 

まあ大体の個人病院は「駐車場あり」でしょうし、田舎はおそらく完備くらいの勢いであるんでしょうが、逆に都市部はない場合もあるんですよね。

土地が高いから駐車場まで準備できないんでしょうが、車で連れていきたい~って人にはかなり不便だったりします。

 

メモ(病院によって)知識に偏りがある

大病院は症例数も多く、その内容についても獣医師同士で情報共有することができるので、必然的に幅広く知識を持つことになります。

 

ですが個人病院の場合患者数は大病院ほど多くなく、さらに病院によっては獣医師会に入ってないなど他の獣医師との交流がないところもあり、知識を広げる場がない病院もあります。

一部そういった古い?タイプの病院では、他の病院からの情報を仕入れず昔のままのやり方だったり考え方で変化なしのところもあったりするので、ちょっとこわい・・・みたいな印象を獣医師目線では感じたりします^^;

(・・・まあそうは言ってもほとんどの動物病院ではそんなことはないんですけどね)

 

犬結局「大病院」と「個人病院」どっちがいいの?

結局どっちがいいかというと!

 

・・・・・・

これはもう完全にあなたの好みです(;´∀`)

どちらがよりメリットを感じるかは個人で違うでしょうし、近くに大病院があるかないか、個人病院がいくつあるかでもかなり選択肢が変わってくるでしょうしね。

 

 

・・・ただ、個人的には「相性」の合う動物病院が見つかればそこが一番です。

実際相性はかなり個人で違うもので、「あそこの先生は評判が良いと聞いて行ったのにすごく不愉快だった」という話も聞きますし、受け取る側の状況によってその先生はいい先生にも悪い先生にもなるんですよね。

 

なので、ここまで書いてきてなんですが、すべては相性で、個人か大病院かはそんなに重要でなかったりします(;´∀`)

 

犬おわりに

いかがでしたでしょうか?

 

「結局は相性」のようなシメになってしまいましたが、

個人病院と大病院のメリット・デメリットを知り、さらには先生と自分とペットとの相性を見きわめて、自分とペットにとって良いかかりつけ医を見つけてくださいね!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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