野良猫が事故でケガをした?動物病院での手当や治療費はどうなる?

ノラ猫の治療費

こんにちは!獣医師のanicoです。

 

 

『交通事故にあった野良猫』

『衰弱してフラフラの子猫』

 

道端で見かける機会があったら、あなたならどうします!?

 

いてもたってもいられず、とりあえず近くの動物病院に連れていったりと、ケガして苦しそうな猫を見てしまったら放っておけない!という方も多いのではないでしょうか。

 

じゃあ、連れ込まれた病院側の対応は一体どうなるんでしょうか??

 

  • 野良猫だから治療費は無料
  • それとも普通にお金を払う?
  • それよりは一体誰が引き取るの?

 

いろいろと疑問があるでしょうが、実際どんな感じの対応をしていたかをご紹介したいと思います! 

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ただし!!!

 

 

あなたの責任においてです。

 

 

野良だろうと迷い猫だろうと、病院に持ち込んだ以上はあなたがとりあえずのオーナーです。

 

治療をするにしろ、飼うにしろ、飼い主や里親を探すにしろ、警察などの行政機関に引き渡すにしろ、とにかく病院に持ち込んでその猫に関わることを選んだのなら、猫のその後にも関わらなければならないんです。

 

「ケガした猫を病院に連れて行った!やった、助けたぞ!じゃ、あとはよろしく」

 

は、できないんです!

 

猫保護した野良猫のケガの治療費はどうなるの?支払いは誰もち?

猫の治療

「うん、わかった。じゃあ全面的に関わっていくから助けるよ!で、助けたけど、支払いって誰持ちなの?

 

 

ですよね~やっぱり現実問題、支払いって気になりますよね^^;

 

通りすがりに善意で助けただけだし、助けただけマシじゃんって思いもあるかもしれませんが・・・

 

 

治療費は普通に発生します(;´∀`)

 

 

なぜって?

 

 

 

獣医は「仕事」で獣医をしているからです。

 

 

もちろんほとんどの獣医は動物好きだから獣医になったんですが、動物好きだからタダで診療していては獣医が餓死しますからね。

 

医者も「人を助けたい!」って思いでなった人は大勢いるでしょうが、タダで診てくれる病院はないですよね?

同じです同じ。

 

で、支払いの請求先は、

・明らかな野良猫の場合

→拾い主(病院に連れてきた人)

 

・体を触らせてくれる人慣れした猫

→保健所や警察などに連絡し飼い主がいないか探す

→飼い主がいた場合飼い主へ請求

→飼い主がいなければ拾い主に請求

といった感じに大体はなるのではないでしょうか。

 

実際、anicoの病院は拾い主さんが支払いをしてました。

 

あ、あと人慣れしてる猫は場所によっては「地域猫」の可能性もあるので、ボランティアに情報を聞いたりする必要もあるかもしれませんね。

 

 

で、たまに「無料」で治療したとかいう話も聞いたりすることもあるんですが、最初から無料設定してる・・・というか無料を公言している動物病院はまずないと思います。

 

なぜなら、そんなことをしていては噂が立ち、「あそこの病院は野良ならタダで診てくれるらしいよ」とケガした猫やら鳥やらがどんどん持ち込まれることになってしまうからです。

 

そんなことをしていては通常の診療が成り立たないし、飼い猫(外猫)がケガしても「野良って言って連れて来ればタダじゃん!」とかいって悪用されないとも限らないですよね。

 

そんなわけで、おそらく最初から「タダ」・・・という病院はないはずです!

 

猫保護猫の治療費が支払えない場合は?

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そうは言っても、交通事故なんかでケガした猫の治療費は高くなることが多いでしょう。

 

場合によっては入院なんてことも・・・

 

 

入院すると、高いんですよね(-_-;)

 

そんな時、

 

 

「これ、自分に支払いできるのかな?」

「動物は保険効かないし、どんだけ請求来るんだろう?」

「払えない値段だったらどうしよう・・・」

 

 

とかなり不安になるかと思います。

 

当然ですよね。

どこをどうケガしたかもわからないから、x線(レントゲン)も撮るかもしれませんし、血液検査や点滴、骨折の治療まであるかもしれません。

 

ああ~一体いくらかかるのやら・・・となりますよね。

 

でもそんな時には、いくつかの選択肢があります!

 

お金①まずは獣医師と相談!額が下がる場合も!?

絶対にしてほしいのが、獣医師との話し合いです!

 

これ、こういった事故とかの場合に限らずなんですが、金額治療方針についてはその都度聞いた方がいいですよ。

 

「それっていくらくらいかかるんですか?」

とか

「もうひとつレベルを下げるとどんな治療がありますか?」

とか、

こちらの記事にも書いてますが、選択肢を広げる&自分が納得するためにもいろいろ聞いた方がいいです。

獣医師に聞くべき5つの質問
必見!獣医師に聞くべき5つの効果的な質問
こんにちは^^獣医師のanicoです。 ペットを安心してかかりつけ医に任せるために必須なのは何だと思いますか? それは、 「飼い主と獣医師の間できちんとコミュニケーシ
2018-04-11 15:56

 

値段なんかは聞かれたらどのくらいになるかなんてのは大体の場合は出せるので、知らないより知ってた方がいいとanicoは思ってます。

 

 

話がそれましたが^^;

 

治療がすでに済んでいて、治療費が高くてどうしても無理そう・・・という場合には、値段について交渉してみてください。

獣医の方も野良を善意で助けた事情はわかっていると思うので、おそらく減額になるんじゃないかなと思います。

(というか、そもそも最初から割引価格を提示してくる病院も多いと思います)

 

そして、治療がまだの場合は、先ほどのように治療の選択肢をいくつか聞き、そこであなたができそうなものを選べばいいんです。

 

お金②支払い方法を変える

それでもムリー( ;∀;)

 

って場合は、必殺、

 

 

ザ・分割!!!

 

 

実際、分割で1年以上しっかり支払われる方もおられました!

 

なので一括で無理な場合は、病院側がOKでしたら分割という選択肢もあります。

 

お金③病院を変える

「いろいろ聞いたけど、どうしても納得いく選択肢がない・・・」

 

こんな場合は、思い切って病院を変えてみるのもアリです。

 

 

野良猫の診療に関しては、病院ごとに診療方針が違っていたりするので、

 

「絶対に治療で赤字は出さない!!!」

 

という方針の病院がある一方、

 

「赤字になるけど・・・まあ仕方ないか」

 

と破格で治療してくれるところもあります。

 

 

「野良猫の場合はどうなるのか?」

「ここの病院では▲▲円と言われたけど、治療してほしいけどどうしても○○円しか出せそうにない」

 

と率直に話してみるのが一番かと思います。

 

その際は、助けるために自分にできることはする、お金に関してもできる限りのことはする、というスタンスをしっかり伝えてくださいね。

(「は?助けたのにお金とるの?」という態度は絶対にダメです^^;)

 

お金④方針を変える

それでもどの選択肢も考えられないという場合は、ここはもう割り切って「助けない」という選択肢もあります。

 

anicoは性善説を信じているので、本音を言うと見捨てず助けてほしいですが、でも病院に持ち込むだけ持ち込んで「置き逃げ」のようなことになるのなら、関わらないで欲しいとも思います。

 

里親を探すにしろ保健所に引き渡すにしろ、最後まで関わることができないのなら、他に助けてくれる人に任せましょう。責任が持てないのなら、手を出してはいけません。

 

猫病院に持ち込んだ結果、安楽死させることってあるの?

ひどいケガでもうダメだろうなって時や、衰弱が激しい場合なんかには、安楽死という選択肢も考えます。

 

ただ、大体は最初から提示はしないですし、とりあえず応急処置をしてから様子見したりして判断します。

 

実際、事故で足がぐちゃぐちゃにつぶれてウジがわいていた猫もきちんと処置をしたら元気になってもらわれていきましたし、衰弱して動かなかった猫も点滴やらしながら治療を続け、強制的にごはんを食べさせたりしていたら、いつの間にか猫パンチとばしまくりの元気っこになってました^^

 

動物は、自分でがんばって回復するんです!

 

猫ケガした動物を動物病院に連れていく前に必ず知っておくべきこと

猫

「かわいそう」

 

という思いだけで行動する前に、これは知っておいてほしいなと思うことがあります!

 

それは先ほどから言ってるように、

 

助けたからにはその子に責任を持つ

 

ということです。

 

残念ながら動物病院に連れて行ったら治療もできてめでたしめでたしで後は任せた、というわけにはいかず、その後の支払い、猫の世話など、主な責任は拾ったあなたにかかってきます。

拾うということはそういうことです。

 

それができないと、また「捨てる」ことになってしまうので、それなら最初から拾わないことです。

 

他に拾ってくれる人が現れるかもしれませんし、残念ながら死んでしまうかもしれません・・・

 

ですが、拾って病院に連れて行ったけど支払いはできない、飼うこともできない、そちらでどうにかしてくれという都合のいいことはまかり通らないので、拾ったからには飼うにしろ里親に出すにしろ、拾う選択をした場合は必ず最後まで責任を持ってくださいね。

 

猫おわりに

いかがでしたでしょうか?

 

けっこう厳しめな話も書きましたが^^;

ここでのお話を覚えていていただけたら幸いです!

 

いつか何の前触れもなく、ケガした猫に会ってしまったら思い出してくださいね!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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