猫のオシッコが出ない!尿閉?何時間放置すると危険?

尿閉

「猫がトイレに行ってるのに、オシッコしてる気配がない!」

「何度もトイレを行き来して、いつもと違う声で鳴いてる」

「元気がなくなってきたし、何だか食欲もないみたい」

 

 

・・・それ、尿閉かもしれませんよ!!

 

 

尿閉は一刻を争う事態なので、すぐに病院に連れて行かなければならない状態です。

尿閉という病気の原因や症状を知って、愛猫の万が一に備えましょう!

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尿閉(にょうへい)とは、オシッコが膀胱内にたまって出せなくなった状態のことを言います。

 

腎臓では正常に尿を作り続けているため、放っておくとどんどんオシッコが膀胱内にたまり、尿毒症を起こして死んでしまうこともあるとても危険な状態です。

 

猫尿閉の原因

尿閉の原因としては、

 

  • 尿道や膀胱に腫瘍ができて、尿の出口が圧迫される
  • カテーテルや結石などで尿道が傷つくと、その傷が治る時に傷口が盛り上がり、尿道が狭くなってしまう(尿道狭窄(にょうどうきょうさく))
  • 結石が尿路に詰まる

 

などがありますが、このうち一番多い原因は尿路結石です。

(正確に言うと、結石以外にも粘液や剥がれ落ちた細胞、結晶などがよく詰まる泌尿器症候群という病気もあるんですが、全部ひっくるめて尿石症と呼ぶ獣医師が多いです)

 

 

また、尿石症は特に去勢オス猫に多い傾向があるんですが、その理由についてはこちらの記事にまとめているので参考にしてみてください。

また尿結石が詰まった?去勢オス猫に尿石症が多い10の理由

 

動物病院でもanicoの知り合いの話でも、やはりこの「去勢オス猫」の傾向は強かったですね。

 

猫尿閉の症状

何?

尿閉の初期には、

 

  • 何度もトイレに出たり入ったりを繰り返す
  • トイレにずっと入り浸る
  • オシッコを出したいけど出せなくて鳴く(低かったり、オアーと叫ぶような声だったり、いつもと違う声)

 

と、猫も何とかオシッコを出そうとトイレでがんばります。

 

 

ですが時間が経ち、尿道が完全に詰まってオシッコが出なくなってしまうと、急激に元気がなくなり、食欲もまったくなくなってしまいます

 

オシッコが出ないのでお腹も膨らみだし、パンパンになった膀胱からの圧で尿漏れのようにポタポタとオシッコが漏れ出たり、膀胱や尿道が伸びてひろがり、血尿が出てくる場合もあります。この漏れ出る感じ、何となく想像できますよね?

 

そして膀胱がパンパンになると、膀胱とつながっている腎臓にも圧がかかり腎臓がうまく機能しなくなって、ついには腎不全になります。腎不全になると尿毒症を起こし、尿毒症による嘔吐意識障害が出てきて、最終的に死に至ることもあります。

 

尿毒症について詳しく知りたい方は、こちらの記事に詳しくまとめているので参考にしていただけたらと思います。

いろんな病気の最終段階!尿毒症って結局なに?治療できるの?

 

これは残念ながらそんなに珍しくない病気でもあるので、一応知識として持っておいた方がいいのかなと思います。

 

猫尿閉の治療

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尿閉は「オシッコが出ていない状態」なので、治療としては詰まりを解除してオシッコが出るようにしてあげることです。

(とりあえず当たり前のことを言わせていただきますね^^;)

 

そして詰まりを解除する方法として、尿道にカテーテルという細い管を通すやり方がまずは一般的です。

 

猫オシッコの詰まりはどうやって取り除く?

尿道にカテーテルを通していくと、結石などが詰まっている部分で管が止まります。

 

その部分に詰まっているものが砂状だったりペースト状だったりすると、その部分で洗浄液を入れたり出したりを繰り返すことで、詰まりが解消されることも少なくありません。

 

ですが、この方法で解消されない場合は、詰まりを一旦膀胱内に押し戻すことになります。

詰まりを押し戻して尿閉を解除したあとは、生理食塩水を使って膀胱洗浄を行い、これを膀胱内の砂粒(石)が見えなくなるまで繰り返します。

 

猫膀胱のカテーテルは入れたままがいい?

この処置の後、状態が良ければカテーテルは抜くんですが、これはその時の猫の状態によって変わってきます。

 

もしも猫が、

 

  • オシッコの出かたや尿量が正常でない場合
  • 膀胱に力が入らず、自力でオシッコできない場合
  • 膀胱洗浄で取りきれない石のかけらがたくさんあり、また詰まる可能性が高い場合
  • 危篤状態

 

などの場合は、カテーテルをつけたまま2~3日様子を見ることがあります。

 

また、どうしても詰まりが解除できない時は、尿道切開などの外科的処置をすることもあります。

 

猫再発防止のために、猫のフードは変えた方がいい?

猫の普段のごはんについては実は変えた方がいい場合もあるんですが、今回のように尿閉を解除した後は、その後のケアとして普通は療法食が処方されるので、とりあえずは安心してください。

 

そしてこの療法食ですが、結石の種類によってフードの種類も変わってきますので、必ず処方されたものを食べさせてあげてくださいね。

 

結石を溶かすフードもあれば、維持食として普段からずっと食べていいものもあります。

代表的なものではロイヤルカナンヒルズがありますが、似たような効果をもつものも多いので、最終的には猫の好みによって決めてくださいね!食べないと意味ないので(;´∀`)

 

猫猫の尿閉は何時間経過すると危険?放置すれば必ず死ぬ?

では、猫の尿閉はどのくらい放置すると危険なのでしょうか?

 

結論から言うと、オシッコが完全に出なくなって24~36時間経つと尿毒症になる可能性が高くなり、かなり危険な状態になります。

もちろんそれ以上放置すれば、いずれは尿毒症や膀胱破裂で確実に死に至ります。

 

 

・・・

「じゃあ半日くらいは様子を見てもいいの?」

 

と思われたのなら、ちょっと待ってください!

 

 

実はオシッコが出なくなって24時間以上経過すると、

 

 

オシッコの詰まりが解除されても、今度はオシッコをするための筋肉がうまく働かなくなる

 

 

という弊害も出てくるので、基本的には「オシッコが出てない!」気づいた時点すぐに病院に連れて行ってあげてくださいね。

 

処置を始めるのが早ければ早いほど、治療が長引かないので猫の負担も少なく済みますし、もちろん経済的にもある程度は安く済みます

 

自分のこととして考えてみれば想像できるでしょうが、オシッコが出ない、出せないという状態は、かなりツラいものがあります。

なるべく苦しみを長引かせないようにしてあげたいものですよね。

 

猫おわりに

尿石まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

いろいろと書いてはきましたが、実際には尿閉になってどのくらい時間が経ったのかはわからない場合が多いんじゃないかと思います。

 

おそらく「気づいたら出てなかった!」という場合が一番多いかと思いますので、一番の対策は気づいたらその時点で病院に行くことです。

 

またこういったいざという時の安心のために、普段のかかりつけの動物病院はもちろん、夜間の場合もどこに行けばいいのかなど、普段から備えておくといいですね^^

 

 

こちらには普段からかかりつけの先生に聞くといい質問などをまとめているので、参考にしていただけたらと思います^^(一刻を争う事態の場合はゆっくりと質問する時間があまりないかもしれませんが、もちろん今回のような緊急時にも使えます)

【必見】獣医師に聞くべき5つの効果的な質問

 

 

この「5つの質問」は動物用にまとめてはいますが、そもそも人間用に作られたものなので、実は自分が病院にかかる際にもかなり参考になります(笑)

ぜひ使ってみてくださいね^^

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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