僕とシッポと神楽坂4話がヤバい!?実際にあった『2ちゃんねる掲示板VS動物病院』事件

2ch対動物病院

こんにちは!獣医師のanicoです^^

 

2018年秋の金曜ナイトドラマ『僕とシッポと神楽坂』、毎週相葉くんの演じるステキなコオ先生に癒されますね^^

 

さてそんな僕坂ももう第4話になるんですが、この第4話!個人的にはコオ先生側に感情移入してかなりドキドキしてしまいます(笑)

 

というのもこの話の中で『飼い主の投稿した口コミの悪評に振り回される動物病院』というものがけっこうリアルに描かれており、獣医師としてはかなり怖い内容で気になってしまうんですよね~^^;

と同時に、実は過去に実際似たような事件があって、それを思い出してしまうからでもあるんです。

 

ドラマの内容、実際の事件、それぞれ一体どういったものだったのでしょうか?

早速見ていきましょう!

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ある日、獣医学生の堀川広樹(小瀧望)が心臓腫瘍を患った犬・ぐりと、その飼い主・井上早苗(滝沢涼子)を連れて、達也(相葉雅紀)のもとにやってくる。ぐりの腫瘍は切除可能ではあったが、年齢や心臓の機能低下を考えると手術は難しい、と『ナルタウン動物病院』の田代(村上淳)は判断。しかしその診断に納得ができないという早苗を、広樹は『坂の上動物病院』に連れてきたのだった。

達也の診断もまた、田代と同じ。だが達也は「1%でも可能性があるのなら見捨てるわけにはいかない」と、トキワ(広末涼子)の反対を押し切って、手術を敢行する!

手術は成功し、あとはぐりの体力の回復を待つばかり。しかしその夜、達也が経過を見守る中、ぐりの容態が急変し、息を引き取ってしまう…。
 
ぐりを『坂の上動物病院』に連れてきて、無理矢理手術をさせたことに責任を感じる広樹。「君のせいじゃないよ。引き受けたのは僕だから」と慰める達也もまた、無力感と悲しみに苛まれていた。

その翌日から、『坂の上動物病院』に予約キャンセルの連絡が相次ぐ。さらに、ネット上でも「無理な手術をして、犬を死なせた」という心無い噂が飛び交い始め…?

ドラマではこういった内容なんですが、原作中(第8巻)でもほぼ同じような流れとなっています。

 

この話のネタバレをしてしまうと、実際にSNSに噂を流していた犯人は、ぐりの飼い主の息子の友人(←長い)でした。

息子がぐりの死について誤解したまま友人にその話をし、それを聞いた友人がそれをそのままSNSに投稿たため話がふくらみ、噂が広まったのです。

しかしその後堀川広樹がその息子に会って誤解を解き、SNSにも「発信元でーす。なんかゴカイあったみたい」と情報を打ち消すコメントを投稿したため噂がおさまり、一件落着!という回でした。

 

ドラマも原作ももちろんフィクション、娯楽として描かれているので、「一件落着」になるのは当然っちゃ当然です。

 

ですが実際に現実世界でこういったことが起きた場合、一体どんな結末を迎えるのでしょうか?

過去にあった事件は、果たして「一件落着」となったのでしょうか!?

 

犬実際にあった『2チャンネルVS動物病院』事件とは?

こちらは実際2001年に起きた事件なんですが、この騒動はその後裁判にまで発展するものになったんです!

 

黒猫事件の発端は?

2001年1月頃、2ちゃんねるに実名で個人動物病院を非難する「悪徳動物病院告発スレッド!!」というスレッドが立ち、東京都内に実在する動物病院を名指しし、このような書き込みがされました。

 

○○区の○○動物病院って地元では超嫌われ者で有名!
あのバカ医者、精神病院に通っている(マジ)から
めちゃめちゃ情緒不安定なんだよね。
なんでもかんでも手術を勧めるが70パーセントは死んでいるらしいよ。
これ本当の話だからね、他にも○○情報求む!

 

もちろん掲示板では○○ではなく実名になってました。

こちらは書き込みのほんの一例なんですが、実際には別ユーザーからもこういった「情報」とされる誹謗中傷がいくつも並び、中には獣医師個人に対してのひどい暴言も見られました。

 

黒猫誹謗された動物病院のとった対応は?

こういったひどい内容の書き込みに気づいた動物病院側は、当然このスレッドの削除を2ch側に求めようとします。

 

が、当時の2chの書き込み削除依頼は素人にはわかりにくく、また削除ガイドラインもありませんでした。

そのため病院側も手続きに色々と不備が生じ、結果として削除依頼は却下されてしまうことになります。

 

困った動物病院側はなんと「スレッド削除依頼スレッド」を立ち上げてしまい、それがまた火に油を注ぐ行為となってしまった結果、2ちゃんねらーたちのお祭り騒ぎをより盛り立ててしまう結果となりました。

 

最終的に削除するすべをなくした病院側は、ついに名誉棄損発言の削除などを求めて東京地裁に提訴することになります。

 

黒猫ついに2ch裁判史上初の最高裁?

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被告は2chの管理人である、あの有名な西村博之氏です。

ちなみにこの人はめちゃくちゃ頭の回転が早く、何の質問に対してもスパッと持論を切り返せる(丸めこむのがうまい?)人なので、anicoは単純にすごいなと思ってる人でもあります。言ってしまえば、結構好きです^^;

 

まあ、それは置いといて(笑)

 

裁判では、病院側は「損害賠償500万円と書き込みの削除」を求めて訴えを主張し、西村氏と言えば最初から闘う姿勢を見せていました。

 

結果、一審では原告の訴えを支持し、「西村氏に賠償金400万円の支払いと一部の書き込みの削除」を命令しました。

 

西村氏はこれを不服として控訴しましたが、控訴審判決もやはり一審を支持する判決となりました。

しかし!さらに西村氏が上告したことにより、ついに2ch史上初の最高裁まで持ち込まれることとなったのです。

 

黒猫判決は?2ch対動物病院の決着!

最高裁まで持ち込まれた結果、その判決はというと・・・・・・

 

 

2chの負けでした。

 

最高裁の結果一審判決が確定し、○○動物病院はついにあのスレッドを削除してもらえることになったのです!

 

黒猫めでたしめでたし?

ついに病院側は長きにわたる精神的苦痛から解放され、悪意ある内容満載のスレッドを削除されることになり一安心!

めでたしめでたし!!

 

 

・・・と思ったら、大間違い( ;∀;)

 

 

あなたも見たことありませんか?ネット上の、出どころ不明の書き込みや写真などのコピーを・・・

 

そう、この例のスレッドも削除前にすでにコピー・拡散されており、元サイトがなくなった今も、どこかのサイト内にコピーが残り続けてるんです。

一度ネット上に載ってしまったら最後、拡散されたら止めるすべはなく、残念ながら見つけたら潰す、というイタチごっこの繰り返しになってしまうんです。

 

病院側としては裁判には勝ったものの、なんともスッキリしない結果となったのではないでしょうか。

 

犬動物病院の掲示板や口コミサイトは信用してはダメ?

そもそもこういった掲示板の書き込みや、動物病院の口コミサイトの評価といったものは信用できるものなのでしょうか?

確かに信用できそうなものもある一方、アンチかな?と思うような書き込みもあったりして、客観的には判断が難しい…というか本当のところは当事者でない限りわからないですよね。

 

こちらの記事にも「動物病院の口コミ評判の信用性と関係者のウラ話」について書かせていただいているんですが、まあけっこうひどいもんです^^;もし興味があればのぞいてみてください。

動物病院の口コミはウソ?
動物病院の良い口コミ評判は信用できる?悪い評価は本当?ウソ?
こんにちは!獣医師のanicoです。 犬や猫などのペットを飼い始めたら、ペットの避妊去勢・ワクチン・病気やけがなどに備えて、「近所の動物病院検索」をするのではないでしょうか?
2018-11-01 12:07

 

犬おわりに

いかがでしたでしょうか?

 

ドラマでもそうですが、実際にこういった中傷のような内容が掲示板に書き込まれると、動物病院は精神的にも経済的にも社会的にも、かなりの負担を負うことになります。

匿名なので直接話をすることも誤解を解くこともできず、かなり一方的ですもんね(-“-)

 

個別の判断は難しいのかもしれませんが、自分も含め、できるだけ自分の体験から物事を判断する・判断できる人が増えていったらいいなと思う今日この頃です!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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