犬が鳥の骨を食べたら危険は本当?実際胃に刺さった話はある?

犬が鳥の骨を食べると胃に刺さる?

こんにちは!獣医師のanicoです。

 

前回「【悲報】犬氏が鳥の骨を食べた」について解説させていただきましたが(あれ、そんなタイトルじゃなかった?笑)、今回は

 

  • 犬が鳥の骨を食べたら割れた骨が胃に刺さって危険!

 

と昔から言われるその真偽について、実例をあげて検証してみたいと思います!

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あなたもあげたい。犬ももらいたい。

 

ここで双方の願いが叶えばメデタシメデタシなんですが、そこにストップをかけるように頭に浮かぶのがあの言葉

 

 

「犬に鳥の骨をあげてはいけない。割れた骨が胃に刺さるから」

 

 

呪いの言葉のようですね^^;

 

ですがこれ、実際犬の胃に骨が刺さった痛ーい話があるんです。

 

犬本当に犬の胃に骨が刺さってる!?だけじゃない痛い話

フライドチキン

こちらは実際anicoの経験した話ではないんですが、獣医同士の話の中でこういったことがあったという話を聞いたことがあります。

A動物病院でのある晩のこと。

 

その日は何事もなく、院長のA先生が定時で病院を閉めようとしていたその時、その電話はかかってきたのです。

 

A先生:もしもし、どうされました?

Y氏:うちのパピヨンが手羽先の骨を大量に食べてしまったようなんです!さっきから呼吸が荒くて、お腹も痛がってるような感じで・・・

A先生:(ああ…)わかりました、すぐに連れてきてください。

 

こうして連れてこられたパピヨンのパピー。

見ると確かに呼吸が浅く早く、お腹も痛そうで元気がないです。

 

A先生はすぐに処置を開始。レントゲンで胃の中に大量の骨があることを確認。

点滴をしつつ様子見するも、次の日のレントゲンでも昨日と変わりなく胃の中に鎮座する大量の骨、骨、骨。

 

血液検査にも異常が見られ、パピーの様子も元気がないことから、その日のうちにお腹を開けて骨を取り除くことを決断します。

 

~手術開始~

お腹を開け、中を見てみると・・・

 

 

 

胃から骨が突き出てる!!!

 

 

 

ああもう、そりゃ痛いだろうよ・・・

 

 

とA先生が思いながら胃を開けてみると、今度は・・・

 

 

胃の内側に骨がいっぱい刺さってる!!!

 

ああ・・・(涙)

ということで、我々は聞いてるだけで痛い話でしたが、A先生は見てるだけで痛かった手術だったろうと思います^^;

 

そう、骨は実際に胃に刺さるんです!

(しかもこの時は刺さるだけじゃなく貫通してたようです)

 

まあこれだけでも十分犬にとってはツラい話なんですが、実は鳥の骨を食べると「刺さる」だけじゃなく、他にも苦しい思いをすることがあるんです!

 

犬さらなる危険!?鳥の骨は胃に刺さるだけじゃない!

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「刺さる」以外に考えられるのは・・・?

 

 

そう、「詰まる」です。

 

 

骨の端っこは丸くて大きくて、「ω」←こんな形をしてますよね。

 

この部分が腸に詰まったりすると、食べたものがそこから先に進めなくなるので、食べたものを全部吐いたり、食欲不振になったりします。

 

これも「刺さる」以外の可能性として考えられることなので、獣医はここのところも警戒していたりするんですね。

 

犬鳥の骨は犬の胃で溶けるから大丈夫?

さて、ここまで鳥の骨が「刺さる」「詰まる」の危険性についてお話しましたが、実は食べられた骨にはもう2つ未来があるんです。

 

そう、「溶ける」「出てくる」です。

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2018-11-19 13:32

 

「骨がどのくらいで溶けるか?」「いつ出てくるか?」などについてはこちらの記事を読んでいただけたらと思うんですが、

つまりこのように手術をしたり動物病院で処置をしなくても、胃の中で溶けたりウンチで出てきたりといったことはもちろんあるんですよね。

 

鳥の骨を食べた犬がみんながみんな重篤になるわけではないので^^;

こういった結果もあるということです。

 

ですがもちろん先ほどのパピヨンの話のようにほとんど溶けずに翌日を迎えるといったパターンもあるので、「溶けるから大丈夫」とまでは言えません。

 

犬結局「犬に鳥の骨はあげてはいけない」説は本当?

?

「刺さる」し「詰まる」から危ないと言ったり、「溶ける」や「出てくる」から大丈夫だと言ったり・・・

 

 

じゃあ一体どうすればいいんだ!結局あげていいの?いけないの?

ハッキリしろ!!

 

 

・・・

そう思いますよね^^;

 

 

結論から言うと、鳥の骨はあげないでください。

 

今まで食べさせてたからこれからも大丈夫だろう、というのは完全に運次第なので、次に食べさせた時に詰まったり刺さったりするかもしれません。

 

「犬は昔から骨を食べてきたんだから大丈夫。消化できる」

 

と一部では言われてたりもしますが、先ほどの事例のように実際に消化できてなくて結局手術になった子もいます。

 

ですので、予防としては食べさせないことが一番!

 

どうしてもというのなら、高圧処理して骨をホロホロにしたり、刺さらないくらい粉々に砕いたり、骨まで一緒になったフードを与えたり・・・

 

 

何にしても、ケンタッキーのチキンや手羽先の残りなどは、そのままあげないようにしましょうね^^;

 

犬おわりに

いかがでしたでしょうか?

 

「犬に鳥の骨をあげると胃に刺さる」とはよく聞くと思うんですが、実際刺さることもあるんです。

 

なので、迷信ではありません!笑

 

 

ケンタッキーのチキンなんかは本当にいいにおいがしますので、盗食されないようにどうか注意してくださいね。

anicoは実際こんな事件(?)にあいましたので^^;

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2018-11-12 15:57

 

どうかご注意を!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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