【獣医が実践】老犬の夜鳴きに効果的な対策は薬?サプリ?食事?

犬の夜鳴き対策

こんにちは!獣医師のanicoです。

 

犬も年を取ってくると認知症、いわゆる「ボケ」が始まり、それに伴って様々な症状が出てきます。

 

そんな中、おそらく一番悩ましい症状が「夜鳴き」ではないでしょうか?

 

anicoも自分の犬を介護していた時には、夜鳴きには本当に悩まされたものです。

ですが、悩みながらも色々と試行錯誤していく中で、うまくいくことも増えていきました。

 

今回はそんな老犬の夜鳴きに関して、anicoが実際に実践して効果があった方法、さらに一般的に有効と言われている対処法についてご紹介します。

ぜひ、あなたも自分と犬に合った方法を見つけて、試していただきたいと思います^^

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犬犬の認知症とは?

夜鳴き対策のお話の前に、まずは犬の認知症についてお話させていただきたいと思います。

 

犬のフードの質が良くなり、動物医療も発展したため、犬の平均寿命は昭和の頃と比べると、なんと約2倍(7→14歳)にまで伸びています。

寿命が延びるのは飼い主にとって嬉しいことなんですが、一方で老化による心身の問題も出てきているのが現状ですよね。

 

その一つが、犬の「認知症」。

 

犬の認知症について詳しくは以前の記事をご覧いただけたらと思うのですが、人と同じように、犬にも多種多様な症状が出てきます。

犬の認知症
犬が認知症になった時の症状とは?予防や対処法はあるの?
こんにちは!獣医師のanicoです。 「おじいちゃん!そっちはお風呂よ」 「陽子さん、メシゃーまだかいの?」 「おじいちゃん!さっき食べたでしょ」 「そうだったかい
2018-12-03 19:54

こちらに書いたとおり、基本的には症状が現れ始めたら早い段階で対処してほしいのですが、そんなこととは関係なく、対処せざるを得ない大きな問題が一つ、ありますよね。

 

そう、最初にお話させていただいた、夜鳴きです。

 

犬犬の夜鳴きが問題になる理由

悩み

夜鳴きにはすぐに対処せざるを得ない大きな問題が2つあります。それは、

 

  • 深夜に吠えるのでご近所迷惑
  • 犬の昼夜逆転生活に対応し、飼い主が夜眠れずヘトヘトになる

 

おそらく多くの飼い主さんが一番悩むのはこの2つかと思います。

 

このどちらもに対処している(対処せざるを得ない)飼い主さんは年々増えているようで、犬の夜鳴き相談で動物病院に相談に来られる人も昔に比べると断然多くなってきている印象です。

 

anicoも経験ありますが・・・

 

夜鳴き、本っっっ当に大変ですよね!

 

犬老犬の夜鳴きは止められる?

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夜鳴きを何とか止めさせたい、と思われてる飼い主さんは多いですが、一方でこの夜鳴きは老化による症状のひとつ。

止められるものなのでしょうか?

 

 

結論から言うと、比較的初期の段階では、止めさせたり改善できる場合があります。

 

では、どんな方法で夜鳴きをやめさせることができるのでしょうか?

anicoが実践していた方法もあわせて、対処法についてご紹介していきます!

 

犬老犬の夜鳴きへの対処法

それでは、老犬の夜鳴きに実際に効果が見込める対処法について、ひとつずつご紹介していきたいと思います!

 

犬日中は日に当たり、昼寝を極力させない

これはよく言われている方法で、日中日に当たることで体内時計をリセットし、昼夜逆転を防ぐというものです。

 

またお昼寝を極力させないことで、夜ぐっすりと寝てもらう、という寸法ですね。

 

 

・・・

ですがこれ、言うは易し、行うは難しなんですよねぇ・・・^^;

 

実際anicoは家にいる時だけでも、と自身の犬で試したことがあったんですが、結果ほぼ不可能でした。

 

日中ずっと側にいて対応し続けるのも体力的には大変でしたが、それよりも寝ようとしている老犬を無理やり起こし続ける、というのがなかなかかわいそうで、心情的に続けることができませんでした。

 

また、その日起こしていたからといって平日仕事や学校がある方は毎日できるわけではないと思うので、やっぱり王道とは言え、ほとんどの人はなかなか実行するのが難しいんじゃないかなと思います。

 

・・・

じゃあなんでここに挙げたかというと。

 

それは、毎日犬の生活に密着できる方、そしてまだお散歩や遊びに興じる体力が犬の方にある場合には、ゆるーくでも続けて習慣にしていくことが可能なので、その場合には努力してみるのも一つの方法です。

(ただし、本当に大変ですが^^;)

 

ということで、この方法が合う方・合わない方、できる方・できない方がいるとは思うんですが、とりあえず色んな方法を知っておいて欲しいので、まずはこちらを書かせていただきました。

 

犬一緒に遊ぶ

白のトイプードル

「一緒に遊ぶ」と簡単に書きましたが、要は脳に刺激を与えることが大切です。

 

寝る前に遊んであげたり、体をマッサージしたり、話しかけたりすることで、できるだけ脳に刺激を与える生活を送らせてあげてください。

そうすることで、改善とまではいかなくても、進行を遅らせる助けになるでしょう。

 

犬犬と一緒に寝る

これはanicoが試した中で、けっこう効き目があったものになります!

 

当時14歳の老犬でけっこう体が骨ばってきてたので、フカフカの布団を用意してあげて、anicoはその隣で寝てました。

夜鳴きを始めたらヨシヨシと撫でてあげたり抱きしめたりして、声をかけながら触れていると安心するのか、わりとすぐに落ち着いてくれてました。

 

ただし、夜鳴きの頻度は減るものの、こちらも飼い主にとっては夜何度か起きるかもしれないことが前提なので、ちょっと体力的にはしんどい時もあります。

あと、粗相をされたりね^^;

 

ですが、犬の隣で寝るのは飼い主側にとっても癒しになることでもあったので、うーん、まあ、差引ゼロといった感じでしょうか^^;

夜鳴きの場合、夜中に飼い主が起きるのは、別々で寝てても一緒なので。

 

 

ちなみにここまで言っておいてなんですが、普段、つまり犬に夜鳴きがない場合は一緒に寝るのはお勧めしません^^;

感染症やしつけの観点から、寝室は別々の方がいいかと思います。

 

犬フードを変える

ペットフード

次に食事を変える、という方法です。

「食事で変わるの!?」と意外に思われるかもしれませんが、これがなかなか効くことがあるんです。

 

もちろん個体差があるので効く子、効かない子がいるんですが、動物病院にいた頃は、薬を飲み始める前に試していただきたい方法のひとつとして紹介してました。

 

そのフードなんですが、昔はヒルズのb/dというフードを勧めてましたが、今は生産終了になってしまっているようなので、現在は同じくヒルズから出ている「サイエンスダイエットPRO 健康ガード アクティブシニア」がいいのではないかと思います。

 

成分的には抗酸化作用を期待したフードになっているようなんですが、合う子には数日で効くこともあるようです。抗酸化作用、恐るべしですね。

(あくまでb/dの時の話ですが、成分的にはこちらのフードにも同じ効果が期待できるのかなと思ってます)

 

犬サプリをとり入れる

食事に続いて、次はサプリです。

 

こちらは夜鳴き対策などで検索していると目にすることもあるかと思うんですが、「メイベットDC 」という明治から出ているサプリをお勧めします。

 

 

このメイベットDCは、老犬の夜鳴き対策としては獣医の中でもけっこう上位にあがるくらい優秀…というか動物病院でもよく処方されるサプリなんですが、薬を使う前の選択肢として勧められることがよくあります。(まあ、ケースによっては後の場合もありますが)

 

で、このサプリなんですが、anico的にこれがけっこう効く印象があります。

(周りの獣医に聞いてみても同じく)

 

特に、認知症が始まって比較的早い段階だとよく反応するようなので、まず最初の段階では食事と一緒にこのサプリをとり入れて、体に負担をかけない方法で様子を見ていくのがいいのではないかと思います。

 

犬夜鳴きに効果的なサプリは他にもある?

メイベットDCで最初は効いてたんだけど、だんだん効きが悪くなってきたような気がする・・・

 

 

となった場合には、次の段階としてジルケーンというサプリを試したりします。

(あくまでもanicoの場合です!他の先生には他の方針がありますからね^^;)

 

このジルケーンは犬や猫の不安行動時に使うサプリなんですが、このサプリを飲ませることで気持ちが落ち着き睡眠に入りやすくなり、夜鳴きが改善されることがあります。

体重10kgまではジルケーン75mg、体重10kg以上の場合はジルケーン225mgを使用します。

 

犬薬をとり入れる

薬

上記のどれを試しても効き目がない、といった場合、最終的には薬の投与をしていくことになります。

 

薬と言ってもいろんな種類があり、おそらく処方されるのは比較的副作用の少ないものからになるとは思います。

ですが、それでも効果がない場合は俗に言う「強い薬」を使って対処することになるかもしれません。

 

「強い薬」の何が問題かというと、依存性が強く、薬が効いてる間は夜鳴きが止まるかもしれませんが、薬が切れると以前よりも悪化したり、認知症の症状がより進んでしまうことがあることなんです。

 

もちろん最終的には使うことになるかもしれませんし、それもやむを得ないこととは思いますが、まずは薬以外でできること(環境改善、食事療法、サプリの摂取など)をして、認知能力が低下しないように試してあげてみてください!

 

犬おわりに

いかがでしたでしょうか?

 

添い寝ができる方には今夜からでも添い寝がオススメですし、食事を変えたりサプリをとり入れることで、効く子にはかなり顕著に(その日の夜から効いた例も!)効くことがあるので、気になる方は試してみてくださいね^^

 

ちなみに、先ほどサプリのリンク先に載せていたペット用ドラッグストア(ペットゴー)は、実際の動物病院の経営もされている会社なので、動物病院でしか流通していない商品などを幅広く扱っていたり、さらに困ったことがあれば問い合わせでおそらく獣医など薬剤の専門家に回答していただけると思うので、その辺は他のネットショップより安心かなと思います^^

(しかも値段が安いので、その点でもかなりオススメです)

↓↓↓

 

個体差があるので何が合うのかは試してみないとわからないところはあるんですが、一匹でも多くの犬の夜鳴きが改善され、飼い主さんの悩みが減ることを願ってます!

(自分がかなり大変だったので、ご苦労わかります^^;)

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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