狂犬病の犬に咬まれたら死ぬの?致死率100%って本当?

発症すると100%死ぬといわれるめちゃくちゃコワイ病気、狂犬病。

「え、じゃあ咬まれたら絶対助からないの?」

とか思っちゃうかもしれませんが、実はそんなことはないんです。

この辺、けっこう勘違いされてる方も多いので、今日はその辺をお話していきますね^^

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咬まれたら死ぬ??

結論から言うと、咬まれただけでは死にません

もちろん咬まれどころが悪ければ死にますが(太い動脈とか)、そこはまあとりあえず置いといて。

 

どういうことかというと、狂犬病の犬に咬まれると、まずそこで起こるのは『感染』です。犬に咬まれたことで傷口からウイルスが体内に入り、狂犬病に感染した、ということですね。

その後ウイルスが体内で増えていき、何らかの狂犬病による症状(最初は発熱だとか倦怠感など)が現れますが、これが『発症』または『発病』なんですね。

で、巷で言われている致死率100%ってのは、発症すると致死率100%ってことなんです。

 

ということで、咬まれただけじゃ死にませんよ

そして咬まれた後でも、適切な処置をすればほぼ完全に発症を阻止できます!人間すごい!

致死率は本当に100%?

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さて、発症後の致死率ですが、100%と言い切っている人もいるし、ほぼ100%と言ってる人もいるんですね。さてなぜか?

それは2004年に初めて狂犬病を発症した患者が回復したという記録があるからなんです。しかもほぼ後遺症なし!

 

ジェンナというアメリカのハイスクール2年生の女の子がコウモリに咬まれて発症したらしいんですが、入院から退院までわずか4ヶ月ほどだったそうです。で、この女の子、今ではyoutubeで狂犬病の恐ろしさを伝える動画を投稿しているとかなんとか…(見てませんが^^;)

でもこれ、本当にすごいことですよね。毎年約5万人もの人が狂犬病で亡くなってるのが現状ですが、それがずーーーーーーーっと続いてきての、初の生還例。希望が湧きますね。

 

そしてそして、なんと今年(2018年)に入ってから、またもや狂犬病から生還した例が出たとのこと!

ブラジルの14歳の少年ですが、ブラジルでは2例目だそうです。…ん?2例目?

調べてみると1例目は2008年、16歳の少年が生還したらしいのですが、この子は歩行困難や発語困難でいまだに治療を続けているそうです。

そして今回の14歳の少年、実はお兄さんと妹さんが直前に同じく狂犬病で亡くなられたそうで、本当にお気の毒です。日本は清浄国になって早60年ほど経ちますが、国によってはまだまだ身近にある病気なんだなということを改めて感じさせられますね。

ちなみにこの2例ともに、最初の生還例であるジェンナさんと同じ治療法が用いられたそうです。

まとめ

  • 狂犬病の犬に咬まれても、直ちに死ぬわけではない
  • 咬まれると『感染』、症状が現れることを『発症』といい、『発症』するとほぼ100%死ぬ
  • 生還例も数例あるので、発症後の致死率は100%ではなく『ほぼ』100%

 

いずれにしても、犬への狂犬病ワクチンの接種や咬まれた後の処置などの対策は必須ですね。生還された少年たちの速やかな回復をお祈りします。

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