海外で犬に咬まれた!狂犬病には感染する?対処法は?

海外で予期せず犬に咬まれてしまった場合、まさか狂犬病に感染したんじゃないかと焦りますよね。

ここでは、海外で犬に咬まれてしまった場合の対処法についてお話していきたいと思います。

まずは焦らず、知識を持って対処していきましょう。

 

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狂犬病には感染する?

現在農林水産大臣が認めている狂犬病の清浄国・地域は、アイスランド、オーストラリア、ニュージーランド、フィジー諸島、ハワイ、グアムの6地域となってます。

 

なので、基本的にこれらの地域以外で犬に咬まれた場合は感染している可能性があるということですね。

 

特にアフリカ、アジア、中南米のほとんどの地域で流行しているので、もし流行国に行かれて咬まれたという場合は、さらに感染の可能性は高まります。

診断はできる?

残念ながら、犬も人も感染したかどうかの生前診断はできないのです。犬に咬まれたという情報と、特徴的な症状の出る発症をもって狂犬病との予想はできるのですが、発症するとほぼ100%助からないので、感染したかどうかは予想で対処するしかないのが現状です。

 

ただし、咬んだ犬を特定でき、さらにその犬を2週間以上観察できる場合は、その犬が2週間以上経っても特に狂犬病の症状を現さなければ自分の感染を否定できます。

理由についてはこちらの記事を参考にしてくださいね。

…まあこんな感じで確認はできるんですが、これをするのは以下に説明する暴露後ワクチンを接種した上で、確認のためにやる、といった感じですね。だってこの2週間で発症する可能性もあるわけですから。

咬まれたときにすること

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海外で犬に咬まれた場合にまずしなければならないのが以下の2つです。

傷口の処置

まずは傷口を石鹸と水(石鹸がなければ水だけでも)でよーーーーく洗い流し、可能なら傷をアルコールで消毒します。

ワクチン接種

その後できるだけ早く医療機関を受診し、暴露後(ばくろご)ワクチンを接種します。

暴露後、というのは、咬まれたりして感染した後のという意味です。

 

このワクチンは一回だけではなく、最初に打った日を0日として、3日、7日、14日、30日、90日の、計6回接種する必要があります。

この暴露後ワクチンを接種するのは早ければ早いほどいいといわれているので、咬まれたらすぐに受診するようにしてくださいね。

日本に帰国している場合

日本に帰国後に狂犬病のことを知った!どうすればいい!?

 

こんな時は、最寄りの保健所か医療機関に相談してみてください。

また、暴露後ワクチンの取り扱いはどこの医療機関でもあるわけではないので、検疫所の予防接種機関データベースでお近くの医療機関を探して、そこに問い合わせと共に予約を入れるのも良いと思います。

 

とにかく暴露後ワクチンの接種は早ければ早いほどいいので、思い当ったらすぐに行動するのが大事です!なぜなら狂犬病は感染してから発症するまでだいたい1~3ヶ月ほどと言われているからです。咬まれてからどのくらい経つのか逆算して伝えましょう。

海外に行く前に知っておきたいこと 

海外に行く前に、その国が狂犬病の流行国かどうか知っておくことが大事です。

流行国の場合、もし医療機関が近くにない場所に滞在する予定の方は、事前に狂犬病予防接種を受けてから出発した方が安心ですね。ただし、もし予防接種をしている場合でも現地で犬にかまれて感染の可能性がある場合、また暴露後ワクチンの接種が必要になってきます。ただ、事前に予防接種を受けている場合は、受けていない場合が6回接種なのに対して、2回接種になります。

 

そして、現地ではむやみに犬や猫、野生動物に近づかないこと!これが大きな予防になりますね^^

まとめ

  • 清浄国以外で咬まれた場合狂犬病に感染している可能性があるが、特にアフリカ、アジア、中南米の場合はさらに可能性が高まる
  • 狂犬病の生前診断はできない
  • 咬まれたらすぐに石鹸と水で傷口を洗い流し、できればアルコール消毒をする
  • その後できるだけ早く医療機関を受診し、暴露後ワクチンを受ける
  • 医療機関を受診せず帰国した場合、できるだけ早く保健所か医療機関に相談し、暴露後ワクチンを受ける
  • 流行国に行く場合、狂犬病予防接種を受けておくと安心

 

2006年には、フィリピンで犬に咬まれた男性が帰国後に発症、死亡するという事例がなんと2件も続きました。

日本ではもう60年以上発生してないので身近な病気ではないですが、狂犬病は海外では年間約5万人が亡くなっているというとってもこわい病気です。自分の身を守るためにも、正しい知識と対処法を知った上で渡航したいですね。

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