狂犬病の予防接種の最適な時期は?混雑を避ける裏技がある?

犬を飼っていると、毎年狂犬病の注射をしますよね^^

 

いつも年が明けてちょっとすると案内が来るから、それに合わせて病院に行ってるけど…

 

いっっっつも、すっっっごい混むんですけど!!!!!

 

それもそのはず、実はこの時期は獣医師側でも『春のボーナス』と呼ばれるくらいのかきいれ時なんです。

 

とはいっても一介の勤務獣医師にはなんのボーナスも入らないんですけどね!!!

 

とまあグチはおいといて(笑)

 

そんな狂犬病ワクチン、「時期をずらしたりはできないの?」「いつからいつまでに打てばいいの?」「飼い始めたばかりなんだけど、混合ワクチンとどっちから打てばいい?」という質問が飼い主さんからよくありましたので、今回はそのことについてお話させていただきます^^

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狂犬病ワクチンを接種する期間

 

これは実は法律できちんと決められています。その期間とは、

4月1日~6月30日

この期間に1回受けさせなければならない、とされています。

 

そしてこの期間に接種すると、その年度(例えば平成30年4月5日にワクチンを打つと、平成30年度)の注射済票

がお住いの市区町村からもらえるんですね^^

例外もある!

ただしこれにはいくつか例外があるんですが、簡単に説明すると次のようなものです。

例外①

この期間(4/1~6/30)に打たなきゃいけないよーと言われてるのは生後91日以上の犬についてなので、例えば5月半ばに産まれた子犬を飼い始めたとかいう場合は、生後91日以上である8月後半になってからワクチンを受ければいいんです。

例外②

例えば6月半ばに拾った成犬を飼い始めたけど、この子が狂犬病ワクチンを受けてるかどうかわからない…という場合には、飼い始めてから30日以内にワクチンを受ければいいとされています。なのでこの場合は6月半ば~7月半ばまでの間に打てばいいということになりますね。

ただ、あまりないこととは思いますが、この成犬がもし自分が飼う直前に何らかのワクチンを受けていた場合、拾ったばかり(6月半ば)で打ってしまうとワクチン同士がバッティングしてしまう可能性があるので、できれば30日ギリギリまで引っ張った7月半ばに受けるのがいいでしょう。

例外③

そして最後にもう一つ。3月2日~3月31日にワクチンを打つと、なんと次の年度に打ったことになるんです!

例えば平成30年3月25日にワクチンを打つと、平成30年度にワクチンを打ったことになり、平成30年度の注射済票がもらえます。平成29年度に打ったにもかかわらず!

 

…とまあいくつか例外をあげましたが、ややこしかったですか?

ややこしいですよね^^; まったく法律ってやつは!

動物病院で受けられる期間

 

法律で決められた期間はわかったけど、じゃあ病院ではこの期間だけ受けられるの?

 

いえいえ、年中受けられます!

 

例外②でもお話したように、飼い始める時期はそれぞれで、機会は年中あります。

なので、飼い始めたら30日以内に、春夏秋冬いつでも行ってくださいね^^

混合ワクチンと狂犬病ワクチンどっちが先がいい?

 

これは病院によって判断が分かれるかもしれませんが、どっちかというと混合ワクチンを先に勧めているところが多いのではないでしょうか?

実際私のいた病院では混合ワクチンを先に勧めていました。

理由は、狂犬病は現在日本では発生してないけど、パルボやジステンパーなんかはまだまだある病気だからです。

もちろん狂犬病も発症すればこわい病気だけど、ワクチン接種が義務付けられた現在ではかかる可能性はかなり低いと考えられます。なのでどちらかというと先に打つべきは混合で、狂犬病は1ヶ月くらいは先に延ばしてもいいだろうという判断ですね。

 

まあこの辺は判断が違うかもしれないので、あなたの主治医とよくご相談されてくださいね^^

混雑を避ける裏技

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「赤ちゃん連れだから…」とか「最近自分の体調が良くないし…」といった場合の時は、やはり混雑で2時間待ち、3時間待ちというのはつらいですよね。待たせるこちらも心苦しかったものです。

 

そこで、どうしても混雑を避けなければならない場合に一番いいのは

3月に行く!

ということです。

 

なぜか?というと……

 

最初にお話した法律の話なんですが、3月2日~3月31日の間に打ってもその次の年度の注射済票がもらえるんですね。

 

役所では、この子は今年度の狂犬病予防接種ちゃんとしましたよ~って記録を、4月開始の3月〆の1年間で管理してます。

なので、例えば2月に予防接種しても、その年度は3月で〆られ、また2か月後の4月には予防接種してくださいねーって知らせが来てしまうんです(お知らせしてないとこもあるかもですが)。

 

なので、法律で推奨(というか義務ですが)されてるように、丸々1年お得(?)な4月から6月に受けるのが一番いいんです。

 

ただそれだと動物病院もめちゃくちゃ混雑してて待ち時間がものすごいことになってしまう場合もあるので、どうしてもという時は、少し早め、だけどその次の年度の証明がもらえる3月に受けるのがいいと思います。

 

ただし、3月と言っても3月1日に行ってしまうとその年度の注射済票を受け取ることになってしまうので、行くなら3月2日以降ですからね^^

 

そしてここまで言っておいてなんですが!

 

基本的には4月~6月の間が法律で決められた期間が接種の時期です。

3月に打っても次年度の注射済票がもらえるんだ~という知識は参考程度にもっておいて、その時の判断は飼い主さんそれぞれでお願いしますね^^

裏技のデメリット

裏技には多少の弱点もあります。

それは、

  1. 手続きの代行がしてもらえない
  2. 獣医がよくわかってない場合がある

 

 

1は、動物病院の場合、ワクチンを受けに来る人数が多い時期、つまり4月から6月までの間は、役所に「この子たちはワクチン接種が済みましたよー」ってのを代行して届け出てくれる場合も多いんです。しかし時期が外れると自分で行かなくてはならないかもしれません。

 

ただ、これは自分で行けばいいだけの話なんですよね^^;

自分の住む市区町村の役場に行けば教えてくれるので簡単ですよ!

 

2は、獣医師でも「4月から6月が法律で決められてるんでしょ?」くらいしか知らない人も多いので、その場合4月以降を勧められてしまいます。

この場合は3月2日以降なら大丈夫なんですよーと獣医さんに言ってもらえれば、獣医さんも勉強になるはずです。笑

 

というわけなので、デメリットというほどのデメリットでもないですね。

まとめ

狂犬病ワクチンについてまとめると、

  • 法で定められた接種期間は4月30日~6月30日
  • 動物病院では年中受けられる
  • 3月2日~3月31日の期間に予防接種を受けると、次の年度の証明書(注射済票)がもらえる
  • 混合ワクチン未接種の場合、こちらを先に打ってから間をあけて(通常1ヶ月程度)狂犬病ワクチンを接種するのがオススメ(私のいた病院の場合!)

 

狂犬病の予防接種は、年1回が義務ですので避けられません!

一生続くものですが、「1年に1回だけだし、狂犬病を流行らせないためだもんね!」とプラスに考えてがんばって受けてきてください^^

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