全人類の1/3以上が感染!?猫がカギとなる病気の正体とは

こんにちは~!獣医師のanicoです♪

 

突然ですが、みなさん、全人類の3分の1以上が感染してるかもしれないといわれてる病気って、なんだか知ってますか!?

全人類が70億人として、3分の1といえば数十億人……

 

数十億人!!?

 

え、もしかして自分も入ってる!?

 

 

とか思っちゃいますよね^^;

 

今回はそんな世界的にもメジャーな人獣共通感染症(ズーノーシスとも言われ、動物から人に感染する病気のことです!)であるこの病気についてお話させていただきますねッ!

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全人類の3分の1以上が感染してると言われる病気とは?

ずばり、

トキソプラズマ感染症

です。

 

なんだかカッコよさげな響きですが、

聞いたことあるでしょうか??

 

を飼われていたり、妊娠・出産の経験者でしたら、もしかしたら聞いたことがあるかもしれませんね^^

トキソプラズマ感染症とは?

この病気は、細菌やウイルスとは違いトキソプラズマという寄生虫による感染症で、人を含めたほぼすべての哺乳類や鳥類に感染します。

 

・・・

感染はするんですが・・・

 

健康な人や動物の場合は何か深刻な症状がでてくるといったことはまれで、自覚症状がないことも多いんです!

ただし、子猫や子犬など体が未熟な場合や、すでに他の疾患をもっている場合(合併症)は、発症して死亡することもあります。

 

また、妊娠中に初めて感染した場合なんかでは、胎盤から胎児に感染することで流産・死産・水頭症などを引き起こすことがあります。

 

 

ではこのトキソプラズマ感染症、一体どうやって数十億人にまで感染を拡げているのでしょうか!?

感染のキーマン?なぜ猫なのか?

まずはこの感染症の重要人物(?)として、がおります。

 

実はこのトキソプラズマ、猫科動物の体内でのみ卵を作って、ウンチと一緒に出てくることができるんです!

(詳しく話すとややこしくなるのですが、そんなイメージで大丈夫です^^)

 

なので先ほどお話したように、感染自体はいろんな哺乳類にできるんですが、卵を増やして感染!感染!感染!!ともっていくには、どうしても猫の力が必要になってくるんですね~

 

ちなみに卵は猫の尻から出たてホヤホヤでは感染力はなく24~72時間くらいから感染力を持つようになります!

どうやって猫から感染するの?

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猫からの感染経路は、先ほどお話したように、

ウンチから

になります。

 

えっ?猫のウンチは口に入らないから大丈夫って?

 

それが奥さん、やつらはいろんな手段を使ってお口に入ってくるんですよ。

 

まず猫を飼っていると、毎日トイレそうじをしますよね?

その時、触ったつもりはなくても手について、さらに手を洗わなかったor洗い残しがあったりすると、その後食事か何かでその手が口に触れる可能性があるんですねぇ。

そこでINです。

 

また、ハエやゴキブリなんかの衛生害虫が猫のウンチに触れた体で食品や調理器具に触れてしまうと、そこでまたお口にIN

 

そして、猫が体をキレイにキレイに毛づくろいして、ついでにおしりもキレイに舐めて

「そうだ、飼い主もキレイにしてやろう!」

と飼い主のお口を舐めて・・・

 

さらには野良猫による原因も多く考えられ、

ガーデニングの際に土の中に猫のウンチがあった場合・・・

雨上がりの水たまりに猫のウンチがあった場合・・・

 

 

ウンチが口から入るもんか!

 

と思われていたかもしれませんが、実は口に入る過程にはいろんな可能性が考えられるんですねぇ。

猫以外からの感染は?

さてここも重要なんですが、実はトキソプラズマ感染症の犯人はだけでなく、も共犯者、というか日本においては豚がほぼ主犯なんです!

 

 

どういうことかというと、トキソプラズマに感染した豚は、全身の筋肉や内臓に虫が住み着いています。

本来であれば、市場に出る前にそういった豚は検査で不合格になって廃棄されるのが普通なんですが、寄生の初期や、軽度の寄生であったりした場合では、目に見えないために見逃されることがあります。

 

まあそんな豚でも、実はしっかり焼いてしまえば食べてもなんの問題もないわけなんですが、生焼けだったり、十分に火が通ってない状態で食べると、豚から人に感染してしまうことがあるんですね。

 

「豚はしっかり焼いて食べよう!」

 

と言われるゆえんは、こういったことも背景にあったんですね~

(豚だけじゃないんですが、特に豚から感染が多いからです)

海外での感染の主犯は猫?豚?

 これは個人的には、先進国は豚などの肉の加熱不十分が主な原因で、発展途上国は猫が原因になってることが多いんじゃないかなと思ってます。
 
というのも、やはり発展途上国では
 
  • 衛生管理が行き届いていない現状がある
  • 野良猫が生活の一部にいる

 

という理由から、寄生虫が猫と人の間で循環しているということが考えられます。

 
逆に先進国では
 
  • 衛生管理は徹底してる
  • 家猫のトイレは清潔で、野良猫もそれほど多くはいない
 
ということから、猫というより加熱不十分な豚などの肉によって感染してるんじゃないかなと思います。
 
 
実際フランスなんかでは、なんと85%もの人が感染してるといわれてるんですね~びっくりです!
理由は、生肉や加熱不十分な肉を食べる習慣がある国だから……
 
うん、なんか納得(笑)
 
 
まあ、なんにしても数十億人という単位がすさまじいですよね^^;
全人類の3分の1かぁ~としみじみ思ってしまいます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

トキソプラズマってそんなにかかってる人いるの!?

 

と驚かれたかと思います。

ええ、私も知ったときはそりゃ驚きました。

 

そして妊娠中なんかでは猫がけっこう問題視されたりするんですが、実は豚の生焼けの方もかなり危なかったりするんですね~。

 

何にせよ、どうやって感染するのかを知って、それに対する備え(ウンチの片づけをすぐするとか、ガーデニングの時は手袋やマスクをするとか)をすることで、

 

猫が危ない!とか、豚はこわい!とか

 

過剰反応をすることなく、快適にペット(と肉)と共存していきたいですね^^

 

では、お読みいただきありがとうございました~!

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